救急法を学んで

  岐阜県関市立金竜小学校 6年2組 岸 哲也

 

   「だいじょうぶですか。救急車おねがいします。」 救急法の講習会のとき、人形を前にして、ぼくの声はふるえました。もしも、本当にお父さんののどに何かがつまってしまって、命にかかわるような時だったらと思ったらこわくなってきたからです。
   ぼくたち、金竜小学校では、6月25日に、6年全員が、関市消防本部の早川先生をはじめ西分署のみなさん、命をつなぐ会のみなさんに、救急法を教えてもらいま した。
   ぼくは、最初人が、たおれていたり、命にかかわるような事故の時など、何をしていいのかわかりませんでした。心臓マッサージという名前だけは知っていたのだけど、どうやってやるのかは全く知りませんでした。もしも、お父さんののどに何かつまってしまっても、ぼくは何をしてあげることもできません。だから、この会で一生けんめい勉強しようと思い早川先生の話を一つ一つ真剣に聞きました。
   例えば、人工呼吸の時は、きちんと気道かくほしなければいけないこと。心臓マッサージは両手のひじを曲げないで15回ずつ押すこと…・とにかく呼吸が止まったら、4分間が勝負なんだそうです。
   体育館の中は、とても暑くて、ぼくたち137人の熱気で、ムンムンしていました。お話をして下さる早川先生も、その他の先生方も、そしてぼくたちも講習をしながら汗びっしょりになりました。でも、そんなことも、気にならないくらい、みんな一生けんめいでした。頭の中は、「もし、お父さんがくるしがっていたら、何としてでも、助けなきゃ。」
そんなことでいっぱいでした。ノートがないかわりに、頭にしっかり書いて体で覚えようと思いました。
   ぼくは、この講習会で覚えたことを忘れないように、家に帰ってから、お父さん、お母さん、お兄ちゃんに心臓マッサージのやり方などを教えてあげました。家族のみんなも一生けんめいに聞いてくれました。また、ぼくは、この講習会で救急法を覚えたことはもちろんですが、消防署の方だけでなく、ボランティアでがんばっている命をつなぐ会のことも知って、とても感動しました。